結論から書くと、やはりWindows XPやLinux(Ubuntu)などで、一度偽装して機器の登録する必要があります。登録後の動作をいろいろと検証してみた結果を書いていきます。
通常の共有が出来ているのならば、各種設定は一切関係が無く、原因はWindows7、Windows Server 2008R2から、 “Remote Administration Protocol (RAP)” をサポートしなくなったためと思われます。
LAN Manager認証レベル
- ローカル セキュリティ設定
- セキュリティの設定
- ローカルポリシー
- セキュリティオプション
- ネットワークアクセス:ローカルアカウントの共有とセキュリティモデルのプロパティ
- LAN Manager認証レベルで表示されます。
- LTNMv2応答のみ送信 (LMを拒否する)→つながる
- LTNMv2応答のみ送信 (LMとNTLMを拒否する)→つながらない
検索でヒットしたサイトには、LMとNTLM応答を送信するにしなければならない、と書かれている事が多いですが、LTNMv2応答のみ送信 (LMとNTLMを拒否する)以外はすべてつながるという結果になりました。
アクセス権
- NTFSアクセス権を読み取り/書き取りに設定
- 共有のアクセス許可を変更/読み取りに設定
他の権限は不要でした。Z1など、録画もできる機種だと、必要な設定が違うかもしれません。
REGZA側でユーザ名とパスワードを”指定しない”場合
- Guestアカウント有効
- パスワード保護の共有無効
- アクセス権を確認
以上の設定で接続することが出来ました。
REGZA側でユーザー名とパスワードを”指定する”場合
- Windows XPの場合、Guestアカウント無効、簡易共有無効
- Windows 7の場合、パスワード保護の共有を有効
- アクセス権を確認
- ローカル セキュリティ設定
- セキュリティの設定
- ローカルポリシー
- セキュリティオプション
- ネットワークアクセス:ローカルアカウントの共有とセキュリティモデルのプロパティ
- クラシック – ローカルユーザーとして認証する
以上の設定をし、REGZA側で機器検索の際にユーザー名とパスワードを入力すれば接続することが出来ました。
また、ファイルをアクセスする際にも、ユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
関係なかった設定
- ホームグループ
- ファイル共有の接続(128bit暗号化でもOK)
- レジストリ(何も弄らなくてもOK)
- SMB1に設定
- パブリックフォルダーの共有(無効にするでもOK)
以上の設定は無効、有効などどちらでも接続できる、もしくはデフォルトのままで接続することが出来ました。
他調べた事
net session \\192.168.0.10 の結果
ユーザー名 REGZA
コンピュータ Z1000
ゲスト ログオン No
クライアント タイプ Unix
セッション時間 00:12:38
アイドル時間 00:12:20
ユーザー名 REGZA
コンピュータ 192.168.0.10
ゲスト ログオン No
クライアント タイプ Linux version 2.6.32.41-ce4tsb-20110930
セッション時間 00:12:33
アイドル時間 00:12:28
2つ接続に来ているようです。ちなみに、Z1000の方がDNSに上手く登録されないらしく、Windows 7からコンピューターの管理→共有フォルダ→セッションと開くと、応答なし→復帰を繰り返します。
LMHOSTSをに書き込んでみてもダメだったので解決策は不明です。
まとめ
やはりDLNAを使うのが簡単です。ただし、WMP12のDLNAは再生出来なかったり、SD画質(720×480)にダウンコンバートされたりと、使い勝手がよくありません。しかし、一番簡単な方法です。
画質面が気になり、かつ面倒事を嫌うのなら、XP(Vistaも出来るらしい)の共有を使うのが一番簡単で確実だと感じました。
参考サイトさん
Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、および Windows Server 2008 R2 (DNS クライアント) が参照する DNS サーバー側で、逆引きゾーンが設定されておらず、逆引きクエリーに対する DNS サーバーからの応答 (Server Failure のエラー) が遅延する場合には、MMC は名前解決の応答待ちとなるため、操作ができずに応答なしの状態となります。また、DNS サーバーからの Server Failure エラーは、DNS クライアントにキャッシュされないため、[セッション] 情報を更新する度に DNS 逆引き解決を試みて、本現象が発生します。
Windows 7/VistaクライアントでSMB2を無効にするのは無意味: 私家版 ITプロフェッショナルの仕事術
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parametersの下に「smb2」というキーを追加して0(ゼロ)を入力する。その後Serverサービスを再起動する。
Windows7とREGZAの共有【64bit環境編】 | デジ備忘
Ubuntuを使ったLANハードディスクの機器登録の方法。Windows XPでもほぼ同様の方法で可。
360 :名無しさん@編集中:2012/03/29(木) 21:21:39.22 ID:1ubIJrKu
マスタブラウザとかは別に関係ないよ
ZP2でパケットキャプチャしてみたけど、これと同じ状態だった
ttp://social.technet.microsoft.com/Forums/en/w7itpronetworking/thread/c935bca7-9d4d-4bc6-8d1b-c0c882a649b0結局REGZAは、PC内の共有の一覧を取得するときにWin7でサポートが切られた
古いプロトコルを使っていて、結果としてWin7マシンの共有フォルダが取得できないでもそれ以外は問題なさそうだから、Vista以前のマシンやsambaを使って、
「\\マシン名\共有名」を記憶させてしまえばファイル共有自体はできる共有の手動設定だけでも東芝がつけてくれたら、何とかなりそうなんだけど
Windows CE 6.0 および Windows CE 5.0 ベースのデバイスは、 “Remote Administration Protocol (RAP)” を使用することで共有ルート フォルダー直下のフォルダを参照していますが、Windows 7 では RAP がサポートされなくなったことにより、この現象が発生します。
Windows 7 で RAP がサポートされなくなったことについては、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
Member Protocol Roles (英語情報)
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ee392570.aspx