Roland SC-8820を使う上で気をつけていること

Roland SC-8820で打ち込みをする際に、知っておくと便利だったりすることを書き連ねていきます。ですので他の音源では全く通用しない方法を書いていたりします。

パートEQがないので、重ねとLPFとResonanceの調整で音色を作る

Roland SCは一系統しかないEFX以外で、細かいEQ調整ができません。ほとんどの場合は、LPFとResonanceの組み合わせを使って音色を作るしかありません。2程度の数値変更でも印象が変わる音色があるので、いろいろ試行錯誤します。MIDIコントローラのツマミを使うと楽です。

音色を重ねる場合は、それぞれ調整します。片方の音色のLPFを思い切り下げたりしても意外と上手く行くことがあります。

全体EQはあくまで最後の調整程度に

Roland SCの全体EQは200/400Hz、3/6kHz、+-12dbでQの指定はできないものです。パートごとにかけるかどうかを選択できます。調整幅が大きすぎるので、パートEQがないからといって、一部の音色にのみかけると変になることが多いです。

本来の目的通り、音量バランスを取った後に調整程度に使うほうが良いようです。

リバーブプリディレイタイムを設定する

リバーブ・マクロでのすべてのプリセットで、プリディレイタイムは0に設定されています。0だとどうしてもリバーブ量を多くしないと効果が薄いように聞こえるので、4-12msぐらいで設定しておくと良いと思います。

ドラム音色のピッチを変更するときは絶対変化のPLAY NOTE NUMBERを使う

ドラム音色のピッチを変更する方法はエクスクルーシブのPLAY NOTE NUMBERと、NRPNのドラム・インストゥルメント・ピッチ・コースがあります。

このうちNRPNのドラム・インストゥルメント・ピッチ・コースは相対変化であるうえに、ユーザードラムに対して仕様上は使用することができません。

また、ユーザードラムを設定するときに使う、絶対変化のPLAY NOTE NUMBERと値が違ってしまいます。同じ意図の設定に対して2つの値があるのは混乱するので、できるだけPLAY NOTE NUMBERを使っています。

副次的な効果として、タムの中に別の音色となっているものの中には、同じ波形のピッチを変えただけのものがあることが分かります。

ユーザー・ドラム、ユーザー・インストゥルメントはリセット命令の後、プログラムチェンジの前にすべてのファイルで設定する

ユーザー・ドラム、ユーザー・インストゥルメントの設定はプログラムチェンジの後で変更しても反映されない仕様のようです。

また、SC-8850/88Proの場合は、GSリセット、System mode setを受信してもユーザードラムは初期化されないようで、SC-8820の場合は初期化される挙動をします。ですので、ユーザー・ドラムの設定は毎回、すべてのファイルで行っておくのが無難です。

なお、SC-88Proは電源を切ってもユーザー・ドラムの設定は保持されますが、SC-8820(8850も?)は保持されません。

参考:SC-8820 – MuseWiki http://musewiki.dip.jp/MuseWiki/index.php?SC-8820

高域になるにつれて音が痩せる音色は、ピッチベンド音階を使ってみる

Roland SCの音色は高域になるにしたがって、倍音が減っていくような感じで薄く、痩せていく音色が多いです。倍音が出やすい三角波、矩形波辺りは顕著です。対策としては、ピッチベンド音階の手法を使います。ただ、副作用として(折り返し?)ノイズが出ます。

基本的に上げるか下げるかでしか使わないと思うので、AC1などのPitch Control使ってピッチを上げることで、TMIDIで見えませんが、ピッチベンドを別に使うことができ、楽ができます。

OB2Sawでピッチベンド音階を使うとどう音色が変化したのかをスペアナで測定

OB2Sawでピッチベンド音階を使うとどう音色が変化したのかをWaveSpectra(スペアナ)で測定

CHANNEL MSG RX PORT、Rx. CHANNELを使ったときに一部コントロールチェンジが0になる

SC-8820_RxChannel_CC1

CC1は設定してもRx.Channelを送った瞬間に0に戻る挙動を取る

音色を重ねる(レイヤーする)ときに便利なMIDIメッセージの受信MIDIポート、チャンネルの設定ですが、別のポートからの受信に変えたときにCC1(CC#16、おそらくCC2、CAf、PAf、Mod、Bendも)コントロールチェンジが設定していても0になる(初期化?)されるようです。

回避するためには、変更先のポートでもう一度CC1(CC#16)などを設定しなおす必要があります。

MIDI音源のコントロールチェンジの互換表

  • CC#71:フィルター・レゾナンス(Timbre/HarmonicIntensity/HarmonicContent/Resonance)
  • CC#74:ブライトネス(Brightness)
  • CC#73:アタック・タイム(Attack Time)
  • CC#75:ディケイ・タイム(Decay Time)
  • CC#72:リリース・タイム(Release Time)
  • CC#76:ビブラート・レイト(Vibrato Rate)
  • CC#77:ビブラート・デプス(Vibrato Depth)
  • CC#78:ビブラート・デレイ(Vibrato Delay)
機種 CC#71 CC#74 CC#73 CC#75 CC#72 CC#76 CC#77 CC#78
MU100 × × × ×
MU1000
SC-88Pro *△ *△ × × × × × ×
SC-8850

* 参考:SC-88Pro は、CC#71(TVFレゾナンス)と CC#74(TVFカットオフ・フリケンシー)を受信出来ますか?にはGSモードの場合、説明書に記載は 無いが受信する。

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