耳コピ支援プレイヤーの使い方

耳コピ支援プレイヤーに、L+R、L-Rという、左チャンネルと右チャンネルの和と差を聴ける機能、また1/2再生、2倍ピッチの機能があります。

この機能により、聞こえてくる音というのは、以下のようになります。

もちろん、ここに書いているのはあくまでよくある一例です。LもしくはRだけで再生した方が聞き取り易い場合もありますし、世の中わけのわからない綺麗な音は沢山ありますので、自分が一番聞き取り易い方法を探すことが大切だと思います。

L+R

真ん中で鳴っている音が聞こえてきます。ポイントは、左右に広がっている音が小さくなり、逆位相の音は聞こえなくなる点です。また、リバーブ音が小さくなる傾向があります。

  • 左右のギターに邪魔されて聞こえづらいベースの音
  • キックとスネア
  • コーラス部分を除くボーカル

具体的には、以上のようなフレーズが浮かび上がってきます。

L-R

L+Rの全く逆です。大抵の場合は、ボーカルとベース、キックとスネアが綺麗に消えます。細かい音を拾う耳コピの場合はこちらの方が有用です。

真ん中で鳴っている音が聞こえなくなります。ポイントは、左右で鳴っている音が大きくなり、逆位相の音がはっきりと聞こえる点です。

  • 左右で動くシーケンスフレーズ
  • 逆位相で鳴っている音
  • コーラスエフェクトで広がった音
  • キックとスネア以外のドラム音
  • リバーブのDiffusion(広がり)が大きい場合は、リバーブ音が強く聞こえます。

具体的には、以上のようなフレーズが浮かび上がってきます。

コーラスエフェクトで広がった音のパンが中心の場合は、L+Rと聴き比べて、Dry/Wet(ドライ/ウェット比)の調整をします。L+Rが大きい場合はドライ、L-Rが大きい場合はWetを大きめにすると良いです。実際は、Dry=Wetとなっている場合が多いようです。

1/2再生

これは見ての通り、再生速度を音程そのまま1/2にする機能です。高速アルペジオ(分散和音)の聞き取りに必須です。

この機能の弱点は、たとえ補完処理がかかっていたとしても、存在しない音が聞こえてくる事があります。

ですので、必ず最後は等速で確認をしましょう。

2倍ピッチ

低いベース音をコピーするために便利な機能です。標準ピッチでは確認しづらい細かい音も拾うことが出来ます。

この機能の弱点は、オクターブ聞き違えることが有る、また、処理の関係上テンポ感がおかしくなることが有る点です。

これも必ず最後は標準ピッチで確認をしましょう。

使っているプレイヤー

WPAK32はMIO.Hさん作の便利な耳コピ用プレイヤーです。私の環境では時々フリーズしたりしますし、他にも機能的に優秀な耳コピ用プレイヤーがありますが、1/2再生時の補完が最も聴きやすいと感じたので使用しています。

現在は公式サイトが消滅しており、ShakeさんのサイトWPAK32紹介、よりダウンロードできます。機能の説明も必見です。

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耳コピに必要な3つのもの

10年ほど耳コピをやってきて、絶対に必要なものというのは3つじゃないかと思い始めました。

  1. 音色を聞き分ける能力
  2. 相対音感
  3. 曲を最後まで完成させる根気

耳コピ、と書いていますが、採譜と読み替えることもできると思います。

音色を聞き分ける能力

まず、音色を聞き分ける能力です。

私のように全パート耳コピする際にも必須ですが、ベースのみコピーしたいという場合でも、ベースのみ聞き取る力が必要です。

これが無いとバイオリンとピアノが同じフレーズを弾いた場合、聞き分けることができない、ということになりますので、必須ということになります。

この能力に秀でている方は、たとえばオーケストラなどで、トランペット、トロンボーン、ホルン、クラリネットと、同じ音階の音が重なっていても、分離することができるものと思われます。

相対音感

次に相対音感です。

これは単純にドの音を聞いてドだと判断できないと、耳コピにならない、ということです。

ただし、音色によって精度が変わってくると思います。私は倍音の多いオルガン、ピアノなどの採譜が非常に苦手です。ここでも、倍音を捨てて基音を聞き分ける「音色の聞き分け」が必要です。

曲を最後まで完成させる根気

最後に根気です。

そのままの意味です。データを打ち込むにしても、演奏するにしても、最初は一曲作るのに簡単な曲でも20時間かかったりします。

途中であきらめて放置してしまうとなかなか上手くなっていかない気がするので、何かおかしいと思いつつも、一通り採譜を完成させて、没ということにすることをおススメします。

絶対音感について

最後に、よく言われる絶対音感についてです。ちなみに私は絶対音感は持っていません。

基本的に耳コピに必要かといわれると「あれば便利」というもの、というのが私の中での答えです。

持っている方はA=444のピアノのピッチや、その他管楽器のピッチをを正確に合わせることができると思われます。

また、比較的、分散和音(アルペジオ)や、16~32分音符の聞き取りが上手だと思います。

参考サイト