Roland PCRシリーズ(PCR-800)をWindows 10で動作させる

USB-ACアダプタを利用して動作させる

RolandのMIDIキーボード、PCR-800はUSB-ACアダプタでも動作します。この動作を利用すればデバイスドライバは不要です。おそらく他のPCRシリーズ、PCR-500、PCR300でも同様に動作可能と思われます。

必要なものは以下の通りです。

  • USB-ACアダプタ(スマートフォンなどの充電に使うもの)
  • USBケーブル
  • MIDIケーブル(できればIN,OUTの2本)
  • MIDI出入力のあるオーディオインターフェースなど(PCにMIDI出入力をつける)

PCR-800からのUSBケーブルをUSB-ACアダプタに接続します。POWER SWをUSBにすれば電源がONになります。

つぎに、MIDIケーブルをPCに接続します。PCR-800の本体設定EDIT→SYS→SY08の設定をOFFにして完了です。(PCR-800説明書ページ76ページ参照)

以上の手順でMIDIシーケンサにPCR-800からMIDI信号が送られるはずです。

なお、USB-Aコネクタの2番3番ピンをテープでマスキングして接続したところ、一瞬電源がついてすぐにオフになり、動作しませんでした。Windows 10でドライバが適用できなかった時と同じ状況となります。

デジタル署名チェックを回避してデバイスドライバをインストールする

Roland PCRシリーズにWindows 10対応ドライバはありません。ほかのRoland製品でinfを書き換え、デジタル署名チェックを回避し動作させる方法があることを知り試してみると、動作させることができました。インストール後に通常の再起動しても動作しています。

しかし、セキュリティを考えるとあまりよろしくない方法だと思います。また、セキュアブートになっている場合など、環境によってはうまくいかないかもしれません。

また、Windows 8.1のドライバを使っている性質上、完全に正常に動くとは限りません。注意して行ってください。

作業は2段階あります。

まず最初にPCR-800のWindows 8.1向けドライバーをダウンロードして展開し、RDIF1027.INFの47,48行目を以下のように書き換えます。

[Roland.NTamd64.7]
;; Windows10
%RDID0027DeviceDesc%=RDID0027Install, USB\VID_0582&PID_0033 ; PCR

つぎにWindows 10のドライバー署名チェックを無効化してインストールします。

  1. Shiftキーを押しながら再起動ボタンを押す(もしくはコマンドプロンプト(管理者)を開きshutdown /r /o /t 0を入力)
  2. トラブルシューティング→詳細オプション→スタートアップ設定→再起動と押す
  3. スタートアップ設定画面が出たら、ドライバー署名の強制を無効にするキーボードの「7」キーを押す
  4. デバイスマネージャからPCR→ドライバータブ→ドライバーの更新→コンピュータを参照してドライバーソフトウェアを検索します→書き換えたINFが入っているフォルダを指定
  5. デバイスドライバーがインストールされる
  6. 再起動する(ほかの署名なしドライバーがインストールできないようにするため)

以上で手元の環境ではインストールすることができました。

Roland PCRドライバーを署名回避してインストールしている

Roland PCRドライバーを署名回避してインストールしている

なお、参考にしたサイトさんではWindowsをテストモードにしたり、SmartScreenを無効にしたり、INFのCatalog行をコメントアウトする必要があると書かれていましたが、手元の環境では無効にする必要はありませんでした。

参考サイトさんに感謝

Roland SonicCellをWindows10で使用する方法 – メタスキーマウェブサイト

この手順、メジャーアップデートかかるともう一回やり直す必要があるみたい(笑)

2015年8月8日現在メーカーサイトにWindows10用のドライバが見当たらないので以下の手順でWindows8.1用のドライバをWindows10用だと詐称して無理矢理使用する。

Roland UM-1 を Windows10 (64bit) で利用する方法 | kourin.org管理人ブログ

ただ、64Bit環境では通常は署名のないドライバはインストールできないため、一時的にドライバ署名を不要とする環境で再起動し、ドライバをインストールした後でシステムを通常通り再起動します。

Windows で表示される 「テスト モード」メッセージを無効にする方法

マイクロソフトは、ユーザーが認証証明書を提供しないでもプログラムをテストできるように、Windows にテスト モードを追加しました。

耳コピ支援プレイヤーの使い方

耳コピ支援プレイヤーに、L+R、L-Rという、左チャンネルと右チャンネルの和と差を聴ける機能、また1/2再生、2倍ピッチの機能があります。

この機能により、聞こえてくる音というのは、以下のようになります。

もちろん、ここに書いているのはあくまでよくある一例です。LもしくはRだけで再生した方が聞き取り易い場合もありますし、世の中わけのわからない綺麗な音は沢山ありますので、自分が一番聞き取り易い方法を探すことが大切だと思います。

L+R

真ん中で鳴っている音が聞こえてきます。ポイントは、左右に広がっている音が小さくなり、逆位相の音は聞こえなくなる点です。また、リバーブ音が小さくなる傾向があります。

  • 左右のギターに邪魔されて聞こえづらいベースの音
  • キックとスネア
  • コーラス部分を除くボーカル

具体的には、以上のようなフレーズが浮かび上がってきます。

L-R

L+Rの全く逆です。大抵の場合は、ボーカルとベース、キックとスネアが綺麗に消えます。細かい音を拾う耳コピの場合はこちらの方が有用です。

真ん中で鳴っている音が聞こえなくなります。ポイントは、左右で鳴っている音が大きくなり、逆位相の音がはっきりと聞こえる点です。

  • 左右で動くシーケンスフレーズ
  • 逆位相で鳴っている音
  • コーラスエフェクトで広がった音
  • キックとスネア以外のドラム音
  • リバーブのDiffusion(広がり)が大きい場合は、リバーブ音が強く聞こえます。

具体的には、以上のようなフレーズが浮かび上がってきます。

コーラスエフェクトで広がった音のパンが中心の場合は、L+Rと聴き比べて、Dry/Wet(ドライ/ウェット比)の調整をします。L+Rが大きい場合はドライ、L-Rが大きい場合はWetを大きめにすると良いです。実際は、Dry=Wetとなっている場合が多いようです。

1/2再生

これは見ての通り、再生速度を音程そのまま1/2にする機能です。高速アルペジオ(分散和音)の聞き取りに必須です。

この機能の弱点は、たとえ補完処理がかかっていたとしても、存在しない音が聞こえてくる事があります。

ですので、必ず最後は等速で確認をしましょう。

2倍ピッチ

低いベース音をコピーするために便利な機能です。標準ピッチでは確認しづらい細かい音も拾うことが出来ます。

この機能の弱点は、オクターブ聞き違えることが有る、また、処理の関係上テンポ感がおかしくなることが有る点です。

これも必ず最後は標準ピッチで確認をしましょう。

使っているプレイヤー

WPAK32はMIO.Hさん作の便利な耳コピ用プレイヤーです。私の環境では時々フリーズしたりしますし、他にも機能的に優秀な耳コピ用プレイヤーがありますが、1/2再生時の補完が最も聴きやすいと感じたので使用しています。

現在は公式サイトが消滅しており、ShakeさんのサイトWPAK32紹介、よりダウンロードできます。機能の説明も必見です。

耳コピに必要な3つのもの

10年ほど耳コピをやってきて、絶対に必要なものというのは3つじゃないかと思い始めました。

  1. 音色を聞き分ける能力
  2. 相対音感
  3. 曲を最後まで完成させる根気

耳コピ、と書いていますが、採譜と読み替えることもできると思います。

音色を聞き分ける能力

まず、音色を聞き分ける能力です。

私のように全パート耳コピする際にも必須ですが、ベースのみコピーしたいという場合でも、ベースのみ聞き取る力が必要です。

これが無いとバイオリンとピアノが同じフレーズを弾いた場合、聞き分けることができない、ということになりますので、必須ということになります。

この能力に秀でている方は、たとえばオーケストラなどで、トランペット、トロンボーン、ホルン、クラリネットと、同じ音階の音が重なっていても、分離することができるものと思われます。

相対音感

次に相対音感です。

これは単純にドの音を聞いてドだと判断できないと、耳コピにならない、ということです。

ただし、音色によって精度が変わってくると思います。私は倍音の多いオルガン、ピアノなどの採譜が非常に苦手です。ここでも、倍音を捨てて基音を聞き分ける「音色の聞き分け」が必要です。

曲を最後まで完成させる根気

最後に根気です。

そのままの意味です。データを打ち込むにしても、演奏するにしても、最初は一曲作るのに簡単な曲でも20時間かかったりします。

途中であきらめて放置してしまうとなかなか上手くなっていかない気がするので、何かおかしいと思いつつも、一通り採譜を完成させて、没ということにすることをおススメします。

絶対音感について

最後に、よく言われる絶対音感についてです。ちなみに私は絶対音感は持っていません。

基本的に耳コピに必要かといわれると「あれば便利」というもの、というのが私の中での答えです。

持っている方はA=444のピアノのピッチや、その他管楽器のピッチをを正確に合わせることができると思われます。

また、比較的、分散和音(アルペジオ)や、16~32分音符の聞き取りが上手だと思います。

参考サイト

コントローラー・ディスティネーション・セッティングについて その2

前回の記事で、使用できるコントローラを一通り上げましたが、実際の使用法を見てみないと分かりにくいと思います。

そこで、今まで作ったデータから、どのように使用されているか解説みたいなものをつけてみます。

Dark Chronicle より Peace of the world

このデータでは2点、コントローラで操作しています。

  1. ギターのチョーキング
  2. ギターの音量

1つ目、ギターのチョーキングです。

本来、ギターのチョーキングを表現しようと思うと、ピッチベンドを使って表現します。しかし、ピッチベンドを使用すると、そのパートで鳴っている音、全てのピッチが変化してしまいます。

そこで、ポリフォニックアフタータッチを使用します。

ポリフォニックアフタータッチは、ノートナンバー(音の高さ)ごとに効果を調整できるため、同じパートに複数の音が存在しても、1つの音だけに効果をかけることができます。

例では、ポリフォニックアフタータッチが127の場合に2半音下がるように設定しています。

*** PAf PITCH CONTROL -2
0xF0 0x41 0x10 0x42 0x12 0x40 0x21 0x30 0x3E 0x31 0xF7

2つ目、ギターの音量です。

これは、単純にこのデータが他のデータに対して、音量が非常に小さくなるのでどうにかしよう、ということです。

このデータの場合は、チャンネルアフタータッチが127の時、音量を100%増加させるように設定しています。

ベロシティ127、ボリューム127の場合でも、他の音や曲に対して、音量が負けている場合に使用するとよいです。

ただし、MU系の音源の場合は、音量が増加する代わりに、CC7のボリュームが上手く効かなくなります。ご注意を。

*** CAf AMPLITUDE CONTROL +63
0xF0 0x41 0x10 0x42 0x12 0x40 0x21 0x22 0x7F 0x7E 0xF7

Romancing SaGa -Minstrel Song- より 神々への挑戦-四天王バトル-

このデータではラッパ(トランペット)の音をモジュレーションで表現するために4点を操作しています。

  1. ラッパのビブラートの深さ
  2. ラッパのトレモロ
  3. ラッパのカットオフフィルター
  4. ラッパの音量

1つ目、ビブラートの深さは、単純にピッチの揺れを大きくしています。このパラメータは音源のパネルからも操作できます。

このデータの場合はモジュレーションが127の場合、+12揺れるように設定しています。

*** MW LFO PMOD DEPTH +12
0xF0 0x43 0x10 0x4C 0x08 0x01 0x20 0x0C 0xF7

2つ目、ラッパのトレモロ(音量の周期的な揺れ)です。ビブラートに合わせて音量少し揺らすことによって、単調なビブラートにならないよう工夫しています。

このデータの場合は、モジュレーションが127の場合、+16揺れるように設定しています。

*** MW LFO AMOD DEPTH +16
0xF0 0x43 0x10 0x4C 0x08 0x01 0x22 0x10 0xF7

3つ目、ラッパのカットオフフィルター(音の明るさ)です。ビブラートがかかっているときは、音を少し柔らかくするようにしています。

このデータの場合は、モジュレーションが127の場合、初期設定のカットオフフィルター(CC74)から-16するように設定しています。

*** MW LOW PASS FILTER CONTROL -16
0xF0 0x43 0x10 0x4C 0x08 0x01 0x1E 0x30 0xF7

4つ目、ラッパの音量です。これはビブラートがかかっているときの音量が、小さくなるのでその対策です。

このデータの場合は、モジュレーションが127の場合、+12するように設定しています。

*** MW AMPLITUDE CONTROL +12
0xF0 0x43 0x10 0x4C 0x08 0x01 0x1F 0x4C 0xF7

このようにすると、今まで、モジュレーション、エクスプレッション、カットオフ、ピッチベンドを、それぞれ同時に動かさなければならなかったのが、モジュレーション1つで済むようになるので、データの打ち込みも早くなります。

このほかにも、いろいろな使い方ができると思います。創意工夫が試されるところですね。

コントローラー・ディスティネーション・セッティングについて

Roland SC、YAMAHA MUなどのmidi音源には、各種コントロールチェンジに対する効果を設定できるパラメータがあります。

上手に使うことによって、カットオフやエクスプレッションを大量に入れる必要がなくなり、作業時間が短縮できる上に、非常に見やすいデータとなります。

各社、この機能の呼び方が違うのですが、この記事ではGM2の仕様書に従い、「コントローラー・ディスティネーション・セッティング」と呼ぶ事にします。

ここでは、使用できるパラメータを挙げていきます。具体的な使い方はコントローラー・ディスティネーション・セッティングについて その2をご覧ください。

操作できるコントロールチェンジ

モジュレーション(Modulation,Mod)

その名の通り、音を変調させるパラメータです。初期値ではビブラートがかかるため、多くの方はビブラートとして使用しているようです。

midiキーボードのモジュレーションレバーを動かすと、このメッセージが出力されます。

ピッチベンド(Pitch Bend,Bnd)

ピッチベンドは音程を連続的に変化させるパラメータです。初期値では、音程(ピッチ)が変化します。

midiキーボードのピッチベンドレバーを動かすと、このメッセージが出力されます。

チャンネルアフタータッチ(Caf)

midiキーボードの鍵盤を押した後、さらに強く押しこむことで、このメッセージが出力されます。タッチトーンと呼ばれる事もあるようです。このパラメータは、初期値は何も設定されていません。

効果は同じチャンネルで発音されている全ての音に適用されます。

ポリフォニックアフタータッチ(Paf)

midiキーボードの鍵盤を押した後、さらに強く押しこむことで、このメッセージが出力されます。タッチトーンと呼ばれる事もあるようで す。このパラメータは、初期値は何も設定されていません。チャンネルアフタータッチと同じです。

チャンネルアフタータッチと違うところは、効果は鍵盤ごとにかかります。ド、ミ、ソでミだけ押し込んだ場合は、ミだけ効果がかかることになります。

アサイナブルコントローラ(CC1,CC2,AC1,AC2)

初期状態では、コントロールチェンジのナンバーが16と17と割り当てられているだけで、このパラメータは、初期値は何も設定されていません。

インサーション(バリエーション)エフェクトなどを変化させる場合に使うことが多いようですが、エフェクトなしでも使用することができます。

コントロールチェンジの95番までなら何にでも割り当てることができるので、エクスプレッションなどに割り当てることも出来ます。

割り当てられる効果

PITCH CONTROL

名前の通り、ピッチの変化幅を指定します。-24から+24まで設定できます。Pitch Bendは初期値として+2(66)が設定されています。その他の初期値は0です。

ギターの打ち込みなどでピッチベンドの幅を変えた方は多いのではないでしょうか。

LOW PASS FILTER CONTROL (TVF CUTOFF CONTROL)

カットオフ周波数を指定します。CC#74と言えば馴染みの方も多いのではないかと思います。初期値は0です。

Modulationにマイナス方向を割り当てて、ピッチを揺らすと、音を丸くするというように使うと、管楽器の打ち込みが楽になります。

AMPLITUDE CONTROL

音量を指定します。アフタータッチに割り当てると、エレクトーンのように押し込むと音量を大きくすることができます。

どうしても音量が稼げない音がある場合は、最初から全開にしておくと、2倍程度まで音量を大きくできる、という裏技的な使い方もあります。

LFO RATE CONTROL (Roland SCのみ)

変調の周波数を指定します。ビブラートレイトVibrato Rateと言うと分かりやすいと思います。

このパラメータはRoland SCシリーズにしかありません。YAMAHA MUシリーズはVibrato Rateの値に従って変調の周波数が指定されます。

LFO PMOD DEPTH (PITCH DEPTH)

変調の中でも、音程の揺れ幅を指定します。モジュレーションのみ初期値が10、その他の初期値は0です。

LFO FMOD DEPTH (TVF DEPTH)

音の明るさの変調幅を指定します。上手く使うと、グロウル、ワウ効果を出すことができます。

LFO AMOD DEPTH (TVA DEPTH)

音の音量の変調幅を指定することができます。いわゆるトレモロです。

モジュレーションに薄くかけてみると、管楽器のビブラートの機械っぽさが軽減されます。

YAMAHA MUシリーズでは、Amplitude Controlを+方向にするとその音量が適用され、効果が分かりにくくなるようです。

LFO2~ Roland SCシリーズのみ

Roland SCシリーズでは、変調機を2つ使うことができます。トレモロの変調とビブラートの変調を別々に使用したい場合などに使えると思います。

Cherry定義ファイル用 Roland SC用

以下をCherry定義ファイルに追加すると使いやすくなると思います。

----------------ここから--------------
[182]
name=Part Pram
dispname=Part Pram
value=
gate_name=Part Parameter Number
data=0xF0 0x41 0x10 0x42 0x12 [ 0x40 _2RCH _P2 _P1 ] 0xF7
----------------ここまで--------------
Gate_number=効果
0=MOD PITCH
1=MOD Cutoff
2=MOD AMPLITUDE
3=MOD LFO1 Rate
4=MOD LFO1 PITCH
5=MOD LFO1 TVF
6=MOD LFO1 TVA
7=MOD LFO2 Rate
8=MOD LFO2 PITCH
9=MOD LFO2 TVF
10=MOD LFO2 TVA
16=BEND PITCH
17=BEND TVF Cutooff
18=BEND Amplitude
19=BEND LFO1 Rate
20=BEND LFO1 PITCH
21=BEND LFO1 TVF
22=BEND LFO1 TVA
23=BEND LFO2 Rate
24=BEND LFO2 PITCH
25=BEND LFO2 TVF
26=BEND LFO2 TVA
32=CAf PITCH
33=CAf TVF Cutooff
34=CAf Amplitude
35=CAf LFO1 Rate
36=CAf LFO1 PITCH
37=CAf LFO1 TVF
38=CAf LFO1 TVA
39=CAf LFO2 Rate
40=CAf LFO2 PITCH
41=CAf LFO2 TVF
42=CAf LFO2 TVA
48=PAf PITCH
49=PAf TVF Cutooff
50=PAf Amplitude
51=PAf LFO1 Rate
52=PAf LFO1 PITCH
53=PAf LFO1 TVF
54=PAf LFO1 TVA
55=PAf LFO2 Rate
56=PAf LFO2 PITCH
57=PAf LFO2 TVF
58=PAf LFO2 TVA
64=CC1 PITCH
65=CC1 TVF Cutooff
66=CC1 Amplitude
67=CC1 LFO1 Rate
68=CC1 LFO1 PITCH
69=CC1 LFO1 TVF
70=CC1 LFO1 TVA
71=CC1 LFO2 Rate
72=CC1 LFO2 PITCH
73=CC1 LFO2 TVF
74=CC1 LFO2 TVA
80=CC2 PITCH
81=CC2 TVF Cutooff
82=CC2 Amplitude
83=CC2 LFO1 Rate
84=CC2 LFO1 PITCH
85=CC2 LFO1 TVF
86=CC2 LFO1 TVA
87=CC2 LFO2 Rate
88=CC2 LFO2 PITCH
89=CC2 LFO2 TVF
90=CC2 LFO2 TVA

SFCデータ作成の指針

SFC(スーパーファミコン)の音の再現について、気がついたことと、その対策をリストアップしてみようかと思います。

同時発音数

SFCの内蔵音源の同時発音数は効果音を合わせて8音です。それ以上の音は出せない仕様です。ゲームをプレイ中などに効果音が割り込むと、音楽のパートが一部消えているのが分かります。

ちょっと変わったものとしては、聖剣伝説3や星のカービィシリーズなど、曲の発音数は6音に制限して、残り2音を効果音に回す、といったことをしているタイトルもあります。Live a Liveの一部の曲には、サンプル段階から5度音を重ねた音色が使われています。

リリース音も含めて8音となるので、デフォルトでリリースがある音色は-64に設定しておくと良いです。

ドラムはNote Offを送るとリリースを切ることができます。

同時発音数周りは、PSでも一部有効です。

エフェクト

エフェクトには大まかにエコーサラウンドの2種類あります。リバーブはありません。

エコーは名前の通りです。SFCのエコーが特殊なのはパン(定位)に依存したものであるということです。GSではFb Mode をNormにしたStereo Echo、XGではEchoでパン依存のディレイが使えます。

リバーブがないということで、エコーは基本的にリバーブの代替として使われています。その為、タイムは80msぐらいと短くフィードバックは強めに設定するとそれっぽくなります。

サラウンドは、スターオーシャンなどに使われています。言い換えると位相反転です。XGやGSでは上手くステレオで位相反転するエフェクトがないので、PhaserやShort Delayなどを駆使してそれっぽく仕上げてみると聴き映えします。

音色

最大の障害となる音色。SFCは容量削減の為に、基本的にサンプル音域の変更がありませんので、そのあたりを再現してやると上手くいきます。

具体的にはピッチベンドなどを使って、サンプルを固定してやります。分かりにくいですが、データを見てもらえれば一発で分かると思います。

その際にはPitch Bend Sensitivityを16にしてやると、512おきに半音となり、入力がしやすくなります。

代替手段として、(CC1,CC2,PAf,CAf) PITCH CONTROLでやってみるのも良いと思います。

ピッチ固定の際はCoarse Tuningで音階を上げ下げしてやれば、楽譜的に正しい位置にすることが出来ます。

リバーブについて

最近ようやく少しリバーブのパラメータと求めている感じが一致してきました。

いつも勉強に使っていたottottoさんのサイトが見れないので、いろいろと忘れないうちにメモ。MU1000準拠です。

他のリバーブでも応用できる部分はあると思います。

Reverb Time

リバーブの長さ。

場所の大きさと比例して大きくなると見て良いです。ホールだと2.5msぐらい。

Initial Delay

初期反射音までのディレイタイム

なかなか工夫しがいがあるところ。初期反射音に送っている量にもよりますが、短く(10ms前後)するとドライ音が目立つ音が出て、長く(25ms前後)にすると、リバーブ感が出て、若干ドライ音がぼやける感じになります。

Rev Delay

初期反射音からリバーブ音までのディレイタイム。数式風にすると

(Initial Delay + Rev Delay = リバーブ音が出てくるまでの時間)

リバーブ感がたりないというか、少しベタっとした感じがある場合は少し(10ms前後)遅らせてみると上手くい事があります。

Feedback Level

リバーブの場合はイニシアルディレイの繰り返しの量。

使いどころが難しいですが、ドライ音を目立たせたい場合は、使ってみても面白いかも。ライドシンバルのようなアタックのある、高域の音が影響を受けやすいです。

Er/Rev Balance

初期反射音とリバーブ音のバランス

要といっても良いと思う。リバーブ音の方が大きい環境ってそうは無いと勝手に思うので、基本はErの方に振っておくと良い。

しかし、あくまで全体のバランスで考えて。

調整途中にRevに振り切ってみると、HPF、LPF、High Dampの感じが分かりやすいので使ってみるとよいです。

反対にErに振り切ってみると、初期反射(Initial Delay)が分かりやすくなります。

Diffusion

広がり感をコントロール……だそうです。あんまり大きくすると定位がぼやけやすくなる感じ。私には、小さな部屋とかなら3ぐらいでもちょうど良く感じます。

Density

反射音の密度。

低い値だと、なんだかディレイのような風味に。使い道が……。

HPF Cutoff

低域のリバーブ音のカット

150Hzぐらいまでカットしてやると、低音がスッキリして聴きやすくなります。

LPF Cutoff

高域のリバーブ音をカット

ホールなどなら4kHzぐらい。スタジオなら6kHz、体育館みたいなのだと10kHz辺りでもいける感じ。壁や床が硬そうなところは高めの値にしてみると良い。High Dampと合わせて調整。

High Damp

高域の減衰の調整(値が小さいとき高域が速く減衰する)

LPFとの兼ね合いで調整すれば良いです。

Reverb Return

リバーブを返す量。デフォルト64では、大胆なエフェクトにしにくいので、100以上の大きな値にして、送る量を調整するほうが良い感じです。調整するパラメータがどこにあるか分かりにくいので、いつもテンプレートにエクスクルーシブを入れてます。

Ex:0xF0 0x43 0x10 0x4C 0x02 0x01 0x0C 0x6C 0xF7

Reverb Send

名前の通りリバーブに送る量。あんまり送ってしまうと、よく言われるようにお風呂場になってしまうので注意。

いろいろ兼ね合いはありますが、パートごとにはちょっとかけ過ぎかな、と思うぐらいでいい感じになるようです。

Dry Level

MU1000だとリバーブ、コーラス、バリエーションのかかっていない音の量。なので当然ですが、Send0、Dry Level0だと全く音が鳴らなくなります。デフォルトは127です。

なんだか妙に角が立って、空間に混ざらない場合などに、96程度まで下げてみると上手く混ざることがあります。

ちなみに、MU1000だと、VariationエフェクトがSystemでないと使え無い上、InsertionのDry/Wetとは扱いが別物です。

YAMAHA | X G R E A D I N G P A G Eに、かなり詳しい解説があるので、さらに知りたい場合はこちらへ。

間違いもあるかとは思いますが、今はこんな感じの考えで上手くいっています。