コントローラー・ディスティネーション・セッティングについて

Roland SC、YAMAHA MUなどのmidi音源には、各種コントロールチェンジに対する効果を設定できるパラメータがあります。

上手に使うことによって、カットオフやエクスプレッションを大量に入れる必要がなくなり、作業時間が短縮できる上に、非常に見やすいデータとなります。

各社、この機能の呼び方が違うのですが、この記事ではGM2の仕様書に従い、「コントローラー・ディスティネーション・セッティング」と呼ぶ事にします。

ここでは、使用できるパラメータを挙げていきます。具体的な使い方はコントローラー・ディスティネーション・セッティングについて その2をご覧ください。

操作できるコントロールチェンジ

モジュレーション(Modulation,Mod)

その名の通り、音を変調させるパラメータです。初期値ではビブラートがかかるため、多くの方はビブラートとして使用しているようです。

midiキーボードのモジュレーションレバーを動かすと、このメッセージが出力されます。

ピッチベンド(Pitch Bend,Bnd)

ピッチベンドは音程を連続的に変化させるパラメータです。初期値では、音程(ピッチ)が変化します。

midiキーボードのピッチベンドレバーを動かすと、このメッセージが出力されます。

チャンネルアフタータッチ(Caf)

midiキーボードの鍵盤を押した後、さらに強く押しこむことで、このメッセージが出力されます。タッチトーンと呼ばれる事もあるようです。このパラメータは、初期値は何も設定されていません。

効果は同じチャンネルで発音されている全ての音に適用されます。

ポリフォニックアフタータッチ(Paf)

midiキーボードの鍵盤を押した後、さらに強く押しこむことで、このメッセージが出力されます。タッチトーンと呼ばれる事もあるようで す。このパラメータは、初期値は何も設定されていません。チャンネルアフタータッチと同じです。

チャンネルアフタータッチと違うところは、効果は鍵盤ごとにかかります。ド、ミ、ソでミだけ押し込んだ場合は、ミだけ効果がかかることになります。

アサイナブルコントローラ(CC1,CC2,AC1,AC2)

初期状態では、コントロールチェンジのナンバーが16と17と割り当てられているだけで、このパラメータは、初期値は何も設定されていません。

インサーション(バリエーション)エフェクトなどを変化させる場合に使うことが多いようですが、エフェクトなしでも使用することができます。

コントロールチェンジの95番までなら何にでも割り当てることができるので、エクスプレッションなどに割り当てることも出来ます。

割り当てられる効果

PITCH CONTROL

名前の通り、ピッチの変化幅を指定します。-24から+24まで設定できます。Pitch Bendは初期値として+2(66)が設定されています。その他の初期値は0です。

ギターの打ち込みなどでピッチベンドの幅を変えた方は多いのではないでしょうか。

LOW PASS FILTER CONTROL (TVF CUTOFF CONTROL)

カットオフ周波数を指定します。CC#74と言えば馴染みの方も多いのではないかと思います。初期値は0です。

Modulationにマイナス方向を割り当てて、ピッチを揺らすと、音を丸くするというように使うと、管楽器の打ち込みが楽になります。

AMPLITUDE CONTROL

音量を指定します。アフタータッチに割り当てると、エレクトーンのように押し込むと音量を大きくすることができます。

どうしても音量が稼げない音がある場合は、最初から全開にしておくと、2倍程度まで音量を大きくできる、という裏技的な使い方もあります。

LFO RATE CONTROL (Roland SCのみ)

変調の周波数を指定します。ビブラートレイトVibrato Rateと言うと分かりやすいと思います。

このパラメータはRoland SCシリーズにしかありません。YAMAHA MUシリーズはVibrato Rateの値に従って変調の周波数が指定されます。

LFO PMOD DEPTH (PITCH DEPTH)

変調の中でも、音程の揺れ幅を指定します。モジュレーションのみ初期値が10、その他の初期値は0です。

LFO FMOD DEPTH (TVF DEPTH)

音の明るさの変調幅を指定します。上手く使うと、グロウル、ワウ効果を出すことができます。

LFO AMOD DEPTH (TVA DEPTH)

音の音量の変調幅を指定することができます。いわゆるトレモロです。

モジュレーションに薄くかけてみると、管楽器のビブラートの機械っぽさが軽減されます。

YAMAHA MUシリーズでは、Amplitude Controlを+方向にするとその音量が適用され、効果が分かりにくくなるようです。

LFO2~ Roland SCシリーズのみ

Roland SCシリーズでは、変調機を2つ使うことができます。トレモロの変調とビブラートの変調を別々に使用したい場合などに使えると思います。

Cherry定義ファイル用 Roland SC用

以下をCherry定義ファイルに追加すると使いやすくなると思います。

----------------ここから--------------
[182]
name=Part Pram
dispname=Part Pram
value=
gate_name=Part Parameter Number
data=0xF0 0x41 0x10 0x42 0x12 [ 0x40 _2RCH _P2 _P1 ] 0xF7
----------------ここまで--------------
Gate_number=効果
0=MOD PITCH
1=MOD Cutoff
2=MOD AMPLITUDE
3=MOD LFO1 Rate
4=MOD LFO1 PITCH
5=MOD LFO1 TVF
6=MOD LFO1 TVA
7=MOD LFO2 Rate
8=MOD LFO2 PITCH
9=MOD LFO2 TVF
10=MOD LFO2 TVA
16=BEND PITCH
17=BEND TVF Cutooff
18=BEND Amplitude
19=BEND LFO1 Rate
20=BEND LFO1 PITCH
21=BEND LFO1 TVF
22=BEND LFO1 TVA
23=BEND LFO2 Rate
24=BEND LFO2 PITCH
25=BEND LFO2 TVF
26=BEND LFO2 TVA
32=CAf PITCH
33=CAf TVF Cutooff
34=CAf Amplitude
35=CAf LFO1 Rate
36=CAf LFO1 PITCH
37=CAf LFO1 TVF
38=CAf LFO1 TVA
39=CAf LFO2 Rate
40=CAf LFO2 PITCH
41=CAf LFO2 TVF
42=CAf LFO2 TVA
48=PAf PITCH
49=PAf TVF Cutooff
50=PAf Amplitude
51=PAf LFO1 Rate
52=PAf LFO1 PITCH
53=PAf LFO1 TVF
54=PAf LFO1 TVA
55=PAf LFO2 Rate
56=PAf LFO2 PITCH
57=PAf LFO2 TVF
58=PAf LFO2 TVA
64=CC1 PITCH
65=CC1 TVF Cutooff
66=CC1 Amplitude
67=CC1 LFO1 Rate
68=CC1 LFO1 PITCH
69=CC1 LFO1 TVF
70=CC1 LFO1 TVA
71=CC1 LFO2 Rate
72=CC1 LFO2 PITCH
73=CC1 LFO2 TVF
74=CC1 LFO2 TVA
80=CC2 PITCH
81=CC2 TVF Cutooff
82=CC2 Amplitude
83=CC2 LFO1 Rate
84=CC2 LFO1 PITCH
85=CC2 LFO1 TVF
86=CC2 LFO1 TVA
87=CC2 LFO2 Rate
88=CC2 LFO2 PITCH
89=CC2 LFO2 TVF
90=CC2 LFO2 TVA
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